これまで「カケラトイロ」はアートとデザインに関するWEBマガジンとして運営してきました。
しかし、アートやデザインと言うと幅がとても広く、記事を書く上でのテーマを考えることが難しい、と感じました。
また、「私は芸術大学で勉強している」ということを活かさなければならない、というちょっとした義務感のようなものもありました。
そこで「自分が本当に書きたいことは何だろう?」ということを突き詰めていった結果「夜」というテーマに辿り着いたのです。
ぼんやりと浮かんできたのは「夜を編集したい」という思いでした。
「夜を編集するってどういうこと?」と思われるかもしれません。
私もまだはっきりと掴めたわけではありません。
それでも「夜に安心して過ごせるような居場所」と言えるマガジンにしたいと思っています。
カケラトイロをお店に例えるならば、こういう場所です。
———あたたかい紅茶やホッとする読み物、月のライトや小さなお花があり、ぬくもりのある木の机と椅子が置いてある。お店の中では穏やかな音楽が流れていて、落ち着く香りが漂う空間。
お客さんには「夜に孤独な人」「夜にやさしい気持ちになりたい人」「夜に上手く眠れない人」などが訪れます。
ゆっくり、じっくり、夜と向き合いながら、このマガジンを育てていきます。
「カケラトイロとは」のページにもこのマガジンへの想いが記してありますので、良ければ一緒にどうぞ。
カケラトイロとは
「夜と仲良くなりたい」 真っ暗な部屋でベッドにうずくまりながら、そう思う。 真夜中でも素敵に自分の世界を泳いでいる人はたくさんいるのに、私は溺れてばかりでバタ足すらおぼつかない。 同じような人にも、あたたかい場所をつくりたい。 「大丈夫だよ...
よろしくお願いします。