アートを勉強して感じたメリット(京都芸術大学芸術教養学科)

自己紹介

私は現在、京都芸術大学の芸術教養学科というところで学んでいます。

そのことを誰かに話すと「どんなことを勉強しているの?」とよく聞かれるのですが、その名の通り「芸術に関しての教養を幅広く学んでいる」と答えています。

しかし、それだけだと「?」となるのでもう少し説明すると「芸術の基礎となる部分やアート・デザインの実践例を学んで、生活に活かす方法を考える」ということをしています。

芸術大学というと「絵とか描いているの?」と聞かれることもしばしばありますが、私は絵は描かず(もちろん立体などもつくらず)授業を受けてレポートとしてアウトプットする繰り返しです。

これだけ言うとなんだか面白くなさそうに聞こえてしまいますが、私自身は学ぶことがとっても楽しいです!

今回は、そんな私がこの大学でアートを学んで感じたメリットを紹介していきたいと思います。
(デザイン編は後日書きます!)

美術館に行くことが楽しくなった

この大学に入る以前も美術館に行くことは好きだったのですが、アートについて学んでから行くとさらに楽しめるようになりました。

大学入学前はアートをじっくり観たところで「正直、美術館に飾られているものの凄さがイマイチ分からない……」ということだらけでした。

しかし、アートをほんの少しでも学んでから行くと「この人知ってる!○○っていう技法を生み出した人だ!」というように知識と結びついて一気に作品に対して親近感が湧いてくるんです。

なんとなく鑑賞していたときよりも、作品の凄さや世界で評価されている点が分かるときの方が、何倍も楽しく感じます。

「アート」の捉え方が変わった

大学に入るまでは「アート=絵画?」というぼんやりとしたイメージを抱いていました。

ところが、授業を受けていると音楽もアート、建築もアート、写真もアート、さらにはファッションもアートとして出てくるんです。

今までアートだと思っていたものが、いかに狭いものだったのかを感じることになりました……。

幅広いアートに触れることで、視野が広がったと思っています。

「美しい」と感じられるものが増えた

これは、美術館の話とも繋がってくるんですが、今まで美しいことに気づけなかったものの良さに気づいて、「美しい」と感じられるものが増えました。

それだけではなく、美しいものに目が行くようにもなったし、探すようにもなりました。

探すようになったので、必然的に「美しい」と思えるものも増えたんですよね。

今の私は「世の中にはこんなに美しいものがたくさんあるんだ!」と感じられているので、なんだか幸福度も上がった気がします。

いかがだったでしょうか?

「アートを学ぶ」というのは娯楽のようで、絶対に必要なものではないのかもしれません。

しかし、アートを知ると心が豊かになっていくのは日々感じています。

そうは言っても、この記事で「だからアートを学んでほしい!」と伝えたいのではなく、「アートに近づいてみてほしい」ということが伝われば嬉しいです。

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